マンションリフォームのトラブル

おはようございます。

千葉の住宅診断・ホームインスペクション事務所、アフリスペック一級建築士事務所です。

本日は、マンションリフォームのトラブルについて。

多くのマンションには『専有部分の修繕等に係る技術的基準』、簡単に言うと『リフォームのマニュアル』が定められています。

某テレビ番組のリフォーム事例では、マンション居室の一部を土間(コンクリート)にしたことで、おしゃれなデザイン性は確保されましたが、床の遮音性能が確保されておらず、下階の住民からクレームが入りトラブルになったそう。

また、中には表面的なリフォームしか施さず、数30年以上経過したマンションでも給水管の更新を施さず、既存のものを利用して費用を抑えているものもしばしば。マンション専有部の給排水管更新は、通常修繕積立金での更新は難しいので、それぞれがリフォーム時に確認をしておくべき事項です。特に高経年マンションでは要注意です。

せっかく綺麗にリフォームをしても、水漏れや音のクレームなどになってしまったらリフォームも台無し。

後から施工しようとしても大がかりな工事になってしまいますし、気持ちが良いものではないですね。

マンションリフォームは自分の家だけでなく、周りの住民にも影響を与えるものです。お互い様の精神は大事ですが、正しく細心の注意を払った施工をしたいものです。

それではまた。