『構造部では無い』部材の設計について
こんにちは。
千葉の住宅診断・調査・ホームインスペクション事務所 アフリスペック一級建築士事務所です。
台風24号が過ぎ去りました。今回も多くの爪跡を残していきましたね。
そんな中、千葉市でも屋根が飛ばされているビルや、看板が剥がれ落ちている状況が見受けられました。
住宅の災害防止というと、『地震・耐震』のイメージが強いと思います。
しかし本当はそれだけでなく、外壁や屋根、シーリングの幅などについても適切な設計や施工が必要で、大きなビルや公共施設などであれば、建物毎に個別に設計されているものがほとんどです。
これが疎かにされていると、雨漏り、劣化促進、部材の脱落や破損につながり、結果危険な状況を招きます。
(今日見た建物は、ボルト一本だけでつながっていて、ゆらゆらと屋根が落ちそうな状況でした…)
しかし、住宅規模に置き換えてみるとなかなかそこまでの個別設計はされておらず、メーカー仕様がそのまま基準となっていることがほとんど。
逆に言うと、メーカー基準を理解していない状況での施工は非常にリスクが大きいということです。
様々な住宅用の高性能商品が開発されている中、ただそれを選べば大丈夫…では無いのですね。
新しい工法を採用する際には、それなりの心構えとリスク管理が必要です。
災害や社会的なニーズが発生するたびに建築の工法や技術は進化していきます。
これからもまだまだ多くの技術や商品が開発されます。
適材適所。バランスが重要なことを憶えておきましょう。
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それでは!