基準値って何?住宅の中でもSDGs?

こんにちは、今回はよく言われる基準値の話。
建築に於いても多くの基準が設けられていますが、それはすべてが正しいわけではありません。

今回はそんなお話をしたいと思います。

基準値超えてる建物はダメなの?

ホームインスペクションをするとよく聞かれることはその劣化事象に対する『基準値』のこと。

例えば

・0.5㎜以上の基礎のひび割れ
・6/1000以上の床・壁の傾き 等

診断を行ったときに、これらがあると劣化事象ありと診断されます。

基礎のひび割れが0.5㎜を超えていたらその建物はダメなのか…。
床の傾きが6/1000以上あるとダメなのか…。

いいえ。
それは劣化事象があるというだけで、『ダメです』とは言っていないのです。

その不具合を直すためにはどのような修繕が必要か、そこを多角的な視点から理解しておくことが重要なのです。

不具合ゼロの建物を探すことは、おそらく不可能だと思います。
現状を踏まえて、どうしたらリスクを抑えられるのか、それを調べて、考えることが重要です。

基準値内なら大丈夫なの?

いいえ。
これもおそらく間違っています。

構造的なことを言えば基礎のひび割れの話。

0.5㎜に満たないひび割れであれば問題が無いかと言えばそうでもありません。
その量にもよりますし、位置にも関連します。そこから水分が浸入する可能性がある場合には大きな問題を引き起こす可能性もあります。

またはシックハウスに関する物質の話。
これは厚生労働省でその物質と量が定められていますが、その基準値内であれば『安全』なのかと言えばそうは言い切れません。

化学物質過敏症の方であったりすると、一般的には感じない物にも過敏に反応をしてしまう可能性があります。

総合的な見解と何を優先するのかの見極めが必要だと思います。

どうすればいいのか?

新築住宅、中古住宅。建売・分譲住宅、注文住宅等を問わず、ほぼ不具合はあると思って良いと思います。

また建物のデザインや形状についても、絶対にこれがダメ等もありません。

現状を踏まえ、そのデザインを実現するためにはどういった設計がされるのか。
何か構造的な問題や、雨漏り、断熱、気密、換気計画等の問題が無いか。
更にはその設計通りに施工がされているのか、バランスのとれた家づくりが必要です。

様々な課題が絡み合って建物は成り立っているのですね。

住宅の中でもSDGs?

何かだけに特化すれば、他の何かがおろそかになる。
これは住宅でも社会でも同じです。

言わば、住宅の中でもSDGsの考え方と似たようなことが求められているのかもしれませんね。

最先端の工法をしっかりと施工したとしても、それが全て正しいかと言えばそうでもありません。

建築工法は様々な外的要因を受けて進化してきました。

今後もその流れに変わりはないと思いますが、これからは様々な視点かたバランスの良い建物が望まれていくのかもしれませんね。

メンテナンスを適切に施しながら、持続可能な建物造りをするためには、まずは建物を総合的に診ることから。

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