リノベ済み物件に要注意!

リフォーム・リノベーション済み物件とは

こんにちは、住宅診断・ホームインスペクション専門事務所
アフリスペック一級建築士事務所です。

最近は中古住宅を購入してリノベーションを行うことが一般的になってきましたね。

素材として中古住宅を購入し、構造部分等を生かしつつ行うフルリノベーション。しかしそこまでやるのは様々な建築的な知識が必要です。
古い家を買っては見たものの、どうしたらいいかわからない。
そんなときのご相談も行っておりますので、お気軽にお問い合わせください。

話を戻しますが、そんな風に自分でリノベーションをしなくても、市場にはリノベーション済物件というものが出回っています。建物自体は古いのですが、内装は新築の様…そして値段もお手頃です。

魅力的ですよね。

しかし、そんなリノベ済み物件にはきちんと施工がされていない建物も少なからず存在しています。

今回は、リノベ済み物件の不具合についてご紹介をしていきたいと思います。

リノベ済みの不具合事象

点検口潰し(点検口の移動)

何かの必殺技のように聞こえますね(笑)
これは何度も遭遇している事象です。

そこにあるはずの点検口が無いということがあります。
理由がある場合もあるのですが、大体の場合は不具合を見せないようにそうされていることが多いです。

ちなみに最初の写真は基礎の水染みが著しい箇所でした。

2番目の写真は配管の勾配が取れていない建物の点検口でした。

広いLDKにはちょっと注意。

やはりLDKは広い方が良いですよね。
私もリビングでゆったりと過ごすのが大好きです。

しかし、あまりに広いリビングには少し注意してください。
もちろんきちんと考えられて作られている場合もありますが、中にはその辺りがモヤモヤっと伝えられることがあります。

上記の写真は少しわかりづらいかもしれませんが、筋交いが外されています。
筋交いが無いということは、そこの壁がなくなり。結果的に開放感が出て部屋が広く見えるのです。

しかし、筋交いを抜いて壁をなくすということはきちんとした補強設計をしないとリスクが高いので注意しましょう、そういった事象に遭遇した場合にはどのような補強がされているのかを確かめてください。

リノベーションの注意点

抜いて良い壁、ダメな壁?

少し話は変わりますが、リフォームやリノベーションを行うときに、よく聞く会話です。

『この壁は取って大丈夫です!』
『筋交いの入っていない壁は抜いても大丈夫ですよ!』

『またこの柱は抜いても大丈夫ですよ!』等も。

よく聞く会話なのですが、本当にそうなのでしょうか?

よく考えればわかることかと思いますが、一般的な木造住宅はその壁量等により建物の強さが決まります。その壁量が増えるか減るかによって法律の基準をクリアするかどうかということです。

つまり、上記の会話の『壁を抜いても大丈夫』というその根拠は法律条件を満たすかどうかによるということです。

ただし建築基準法は人命を守るための最低条件の法律です。
それだけでは不安…ということもあり、現在の建物は耐震等級3(建築基準法の1.5倍)が当たり前の方ように要求されるようになってきました。

どんな壁でも多少の耐力は持っています。
その壁を撤去するということは、当たり前ですが、建物としての耐力が下がる方向になります。(安全率が下がるとも言います。)

つまり『この壁・柱は取っても大丈夫ですよ!』ということは言えないということなのですね。

その辺りを理解している方であれば、『法律上の耐力を残すことは出来ますが、耐力が下がる方向になります』のような言い方をしてくれるかもしれません。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

一般的な木造住宅は設計が効率的にされるようにある一定の基準に従って設計されています。そこには安全率等も加味されているわけです。

基本的にそれを満たすことで、法適合となるわけですが、法適合すればいいかというとそういうことではありません。

リノベ済物件の多くは築20年以上の物が多いと思います。
その頃の法律は今の法律とは異なりますので、そもそも現在の建物よりは弱い状態です。その建物の壁を『取っていい』と言われても少し注意するようにしましょう。

今回はリノベ済み物件の不具合事象と、壁についてお話ししました。

もちろんきちんと耐震設計がされてリノベーションがされている建物もたくさんありますので、そういった建物に出会えると本当にお得です。

住宅診断・ホームインスペクション専門事務所

アフリスペック一級建築士事務所でした!

それではまた!

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