ホームインスペクションの矛盾
前回、インスペクション・住宅診断の種類が有るという記事を書きました。https://afrispec.jp/archives/4605 今回はその使い方や、インスペクションの矛盾についてお話をしたいと思います。 インスペ […]
基本に戻って考える。ホームインスペクション・住宅診断の目的とは?
ホームインスペクションはその依頼者様によって目的が大きく異なります。
例えば明らかに内装に不具合がある建物をフルリフォームをしようとしている方に壁紙の劣化状況をお伝えしてもあまり意味がありません。ご自身が何が心配なのかを整理してみると、ご心配事に沿った具体的なアドバイスが出来ますので、整理してみると良いでしょう。
とはいっても、どう整理していいのか分からないかと思いますので、以下の区分けを参考にしてみてください。
壁のひび割れ等、中古住宅の不安要素について
中古住宅に特に多い劣化事象は、壁のひび割れ(壁紙下地のボード割れ)や壁紙の隙間。その他にも、基礎のひび割れや、床の傾き、水漏れ等多くの事象があります。不動産を購入するということは一大事です。
そんな中で一つでもそういった事象がみられたら、不安になってしまう気持ちはとても分かります。でも、なぜ不安になってしまうのか。
その理由はご自身にあるのかもしれません。
分譲マンションの管理。機能不全になる前に。
マンション(共同住宅)管理に関する問題。
高経年マンションやタワーマンション、今後の修繕や空き家問題等を考えると頭がいたいところです。新築マンション・中古マンションの購入を考えた時にこのことを頭に入れておかないと、数十年後、資産になるはずが資産でなくなる可能性があります。この問題は今後一気に加速していくと見られており、そんな中マンション管理のコンサルティングが増えていくのは流れとしては当然なのかもしれませんが、コンサル選びにも少し注意が必要です。マンションに関する問題を解決するという名目で、年間に100万円単位の金額をむしり取っていく『名ばかりコンサル』。これが大きな問題となっています。
【保存版】住宅診断・ホームインスペクションを依頼する前に知っておくべきこと
ホームインスペクションの全体像について長文ですがお話をしていきたいと思います。ホームインスペクションの成り立ちからご説明するとなぜ今このようなわかりづらい制度になっているのかがわかります。
お時間の無い方は、途中からでもお読みください。