シックハウス測定を開始しました。

こんにちは、千葉市の住宅診断・ホームインスペクション事務所 アフリスペック一級建築士事務所です。

日本の住宅は様々な社会的背景を受けながら、この数十年で進化してきました。
しかし、進化の過程では多くの弊害を生み出し時には健康被害にまで及ぶ大問題を引き起こしてきたことも事実です。

耐震の考え方ととしては、2000年6月以降の建築確認の物件については一応良しという考え方はありますが、断熱・気密・換気等の考え方はまだまだ進化の途中、世界に比べて遅れをとっている状況です。

そんな中、中古住宅を扱う弊社としては一時期問題になったシックハウス症候群(今でも悩んでいる人は多くいます)に対する室内空気中の化学物質濃度測定(シックハウス測定)を取り扱いはじめました。

実は中古住宅に於いては様々なリフォームがされていたり、家具が作り付けられていたり等現在の新築とは異なる状況が多くみられます。その中には海外の粗悪な材料を使用し未だに化学物質を発散している状況も少なくありません。

安心をして住宅のご購入をされるためにはとても重要なこと。
目に見えないものほど恐ろしいものはありません。

アフリスペックの住宅診断は様々な面から住宅の状況を把握するために多くのメニューを取り揃えています。
シックハウス測定もその一つです。中古住宅の流通を高めるためには、その住宅の不安を消すこと又は状況を把握することが大切です。

住宅診断をすべての方にしてもらいたい。
住宅購入はよくも悪くも人生を変えるきっかけになります。
だからこそ失敗をしない、リスクを最小限に抑ええることが大切です。

アフリスペックのシックハウス測定はこちら  ↓↓↓

日本の気候は、夏は高温多湿で、冬は低温低湿です。
そんな中、オイルショックを機に、省エネルギーへの関心が高まってきました。

省エネルギー関心が高まったことで、住宅の高気密化、高断熱化等が進みましたが、換気対策については遅れをとり、結露・水滴などの発生が多い住宅が建て続けられました。

高湿・結露などの状況は木造住宅に、ダニ・カビ・木材腐朽・シロアリ被害等様々な悪影響を及ぼします。

そんな被害に対応するため、防腐剤や、防蟻剤等の化学物質や農薬成分を建築資材に使用をすることで対応しようとしますが、それが引き金となってしまったのです。

建築資材から発生する、揮発性有機化合物(VOCs)は室内の空気を汚染し、アトピー性皮膚炎・シックハウス症候群・化学物質過敏症等を引き起こしました。 健康に対して安全性の配慮が足りなかったことが原因です。

室内空気中の化学物質濃度測定(シックハウス測定)

アフリスペックでは、株式会社スリーエッジの協力により、シックハウス測定を取り扱っております。

測定方法

吸引方式と蒸気拡散方式に分かれます。
ともに前日30分開放し、5時間以上の密閉状態を作ることが必要です。
当日は、吸引方式と蒸気拡散方式で測定時間は異なります。

【吸引方式(アクティブ型採取)】
当日測定30分程度

吸引方式は、室内空気を吸引ポンプにより専用の吸着剤に30分間捕集します。2重測定(同時に2回の測定)を行い、その平均値を指針値と比較するので、精密法とも呼ばれています。分析方法は、高速液体クロマトグラフ分析計及びガスクロマトグラフ質量分析計を用いて行います。

【蒸気拡散方式(パッシブ型採取)】
当日~翌日まで約8時間~24時間測定します。

蒸気拡散方式は、自然に拡散してきた蒸気をサンプラーに吸着刺さる方法で、一般的に8時間~24時間測定します。
分析方法は、吸引方式と同じく、高速液体クロマトグラフ分析計及びガスクロマトグラフ質量分析計を用いて行います

測定費用

1セット(1居室単位)(個別対応)…¥40,000~(税別)
住宅診断とセットオプションの場合は…¥30,000~(税別)

※現場状況に応じて、吸引方式とパッシブ方式をご提案させていただきます。