スケルトン。

こんにちは。千葉市の住宅診断、ホームインスペクション事務所 アフリスペックです。

最近流行のマンションリノベーション。そんな中、よく耳にする言葉に『スケルトンにする』という言葉がありますが、どういう意味かご存知ですか。

そもそも、国が進める建物の長寿命化という考え方の基盤に、『構造部分と内装設備部分に分けて考える』というものがあります。

その概念を『スケルトン・インフィル』といいます。

・スケルトン…構造部分

・インフィル…内装部分 と憶えておけばたいてい通用します。

内装や設備については、100年持たせようとしても、なかなか難しいとは思いますが、構造部分については100年を目指せる技術力は今の日本にはあります。

つまり、建物の長寿命化を図るには、スケルトン部分(構造部分)の品質や状況が重要ということです。

中古住宅の購入時、壁紙等がきれいにリフォームされていると、よい気分になりますよね。

もちろん、我々も壁紙の仕上がりをチェックすることもありますが、基本的には構造部分に問題が無いかを中心に住宅診断をすすめます。

壁紙(内装)などは、言ってしまえば後からでもどうにかなるもの。大事なのは構造部分(スケルトン)がどうなっているかなのです。

 

いま流行のマンションリノベーションに話を戻しますと、残念ながらスケルトン部分の問題をインフィルで隠してしまい、内装だけがきれいになっているものもしばしば。

新築と比較しても劣らないデザインに心を奪われ、地味なところを見落としがです。

おそらく10年から15年くらいした頃には、家族構成や働き方等も変わり、内装のリフォームをしたくなってくる頃かもしれませんね。

そのときに内装を壊したら、スケルトン(構造部分)に問題があった…なんてことにならないように、購入前にきちんと住宅診断をして構造部分のリスクも確認をしておきましょう。

ローンは35年なのに、15年目で構造部分おの問題が発覚!なんて、後悔してもしきれません。

 

千葉の住宅診断、ホームインスペクションはアフリスペック一級建築士事務所へおまかせください!

それでは!