決して甘く見てはいけない温熱環境。

こんにちは 千葉市のホームインスペクション・住宅診断事務所 アフリスペックです。

9月、10月と千葉県を襲った台風や大雨の傷跡はまだまだ残っています。
被災された方々には心よりお見舞い申し上げるとともに、一日も早く元通りの日常が訪れることを祈念しております。

さて季節は12月に入り、極端に冷え込む日も増えてきました。

住宅内部の急激な温度差はヒートショックなど、様々な健康被害を引き起こします。

平成27年の統計によると、ヒートショックによって命を落とす方は年間17,000人と交通事故で命を落とす人の約4倍以上。それだけ室内の急激な温度変化は危険ということでしょう。

またこれから訪れる12月~1月の特に寒い季節のヒートショックによる事故の割合は最も少ない8月の約11倍にも及ぶそうです。

それでは室温を上げるためにはどのようにすればよいのでしょうか。

最も良い改修は建物全体を包んで内部の室温を一定に保つことですが、費用や改修規模としては大きなものになります。

そこで考えるのがゾーン断熱。生活空間の一部を断熱するという考え方で、費用的も抑えることが可能ですが、デメリットもあります。

居室間に断熱を入れるということは、文字通り『熱を遮断』するということ。

いままで漏気によって隣の居室等が多少温まっていたものが、熱が遮断されることによって温度差がより極端になってしまいます。

『リビングが寒いからリビングだけ断熱しよう』という考え方は危険です。生活空間をくるりと包んで断熱することがポイント。更には断熱した際の結露対策等考えなければいけないことは様々です。

断熱改修と一言に行っても様々な危険があります。
なかなか目に見えずらい箇所だけにおろそかにしがちな断熱計画。

アフリスペックでは、そんな断熱改修の第一歩についてのアドバイスも可能です。

建築に一番良いはないかもしれませんが、お客様のご要望をかなえるために最初の一歩を間違えないように、相談しやすい雰囲気づくりを心掛けています。

千葉市の住宅診断・ホームインスペクション事務所 アフリスペック一級建築士事務所でした。

それでは!