インスペクションって何?空き家再生ノウハウをぶっちゃけトーク
中古住宅の寿命30年は早すぎる!ホームインスペクション住宅診断で【空き家活用】を実現!
アフリスペック一級建築士事務所 新潟エリア担当の関谷春樹です!(^^)
皆さんは空き家の維持管理や活用についてお困りではありませんか?
相続したが遠方で管理できない。不動産投資したいがどうしたらいいかわからない。
耐震的に不安があるなどさまざまな悩みがあるか思います。
私は14年間、大工や現場監督として中古住宅に関わり多くのリフォームを経験してきました。そんな私が空き家の活用、維持管理について解説します!
先日Twitterのスペースで一級建築士育成事業をしている千葉県いすみ市の荘司和樹さんとTwitterで活動している現場監督のめがね監督と対談しました!
色々な視点から空き家について話しましたのでその内容を記事にしたいと思います(^_^)/
音声でも聞けますのでぜひ聴いてみてください!
インスペクションを活用して現状を把握する!
そもそもインスペクションとはどのようはことをするのか解説していきます!
インスペクションとは「住宅診断」ともよばれ構造についてと雨漏りについてを中心に建物を調査し方法は非破壊で行い目視を中心に調査します。
床下、小屋裏、外壁、屋根など見える範囲はすべて調査の範囲内です。
しかし点検口がなかったり勾配天井などの場合は調査できないので100%雨漏りを発見することはできません。
インスペクションを行う上で一番大切にしていることは「第三者性」「中立性」です。建築会社にも癒着せず施主さんにも過度に寄り添わず建物の状況だけを客観的に見ることを一番大切にしています。
インスペクションは人間ドックと例えられることがあります。人間でも歳を重ねるにつれて不調がでてきますが中古住宅も同じで築年数が増すにつれて不具合がおおくなってきます。人間ドックを受けないまま何かあるかもしれない不安を抱えて過ごすよりも人間ドックを受けて良いところも悪いところも把握するのは気持ち的に安心するとか思います。
まずはインスペクションを受けて建物の現状を把握することはとても重要なことになります。
インスペクションを活用してリフォームの方向性を決める!
さて、インスペクションを行うとどのような報告書をもらえるのでしょうか。
報告書の内容は「家全体の考察」「事象リスト」「補修方法の提案」などを記載します。
・全体の考察では家全体がどのような状態で今何が優先的に必要なのかを提案しています。
それによって建物の大枠をつかむことができます。
↓↓以下の資料は自宅をインスペクションしたときの報告書です↓↓
・事象リストでは不具合があった箇所を写真付きで解説します。
・事象リストの詳細では事象リストに上がった不具合に対して現状把握と補修方法の提案をします。雨漏りがあるけど一時的なものなので経過観察で良い、それよりも床下の湿気対策に予算を使うのをおすすめしますなどアドバイスができます。
ここまで報告書ができれば優先順位ができてリフォームの方向性が見えてきます。
中古住宅の寿命30年は間違い!?
よく中古住宅は20年もすれば資産価値がなくなり早ければ30年程度で解体されてしまいます。なぜそんなことが起きてしまうのでしょうか。それはメンテナンスをしないことが原因だと思います。新築してから30年もメンテナンスをしなければ外壁も内装も痛むのが当然です。また以前に建てられた住宅は床下がコンクリートで覆われておらず土がむき出しになっていることが多いです。そのため湿気が上がってきて土台や床を不朽させてしまうのです。少なくとも床下に防湿シートをはり床断熱材を入れるなどをすれば湿気対策にもなるでしょう。
インスペクションの費用とリフォーム費用には密接な関係がある!
インスペクションの費用はアフリスペックではおおよそ10万円〜としています。
これを聞いた方は高いと思われる方も多いかもしれませんね。
しかしインスペクションをしないでリフォームをするということは一体どうなると思いますか。
まず正確な見積もりが出ません。ほんとに正確な見積もりを出すにはインスペクションレベルの現場調査が必要になるかと思います。
それをしないから見積もりは損をしないために多めに上乗せされるのです。
根拠のない見積りは結果的に高額な工事になりがちです。
建物の現状を把握してから見積もりを出す重要性が
まとめ
ここまでインスペクションの活用方法を書いてきましたがまず知ることが大切だと思っています。知っていて頼まないのと知らないで頼まないのでは大きな差があります。インスペクションをしたからと言ってすべてが分かるわけじゃないし、雨漏りを保証するわけでもありません。人間ドックで例えるなら20代だけど人間ドックをうけて何もないと損した気分になるのか、安心した気分になるのかは人それぞれだと思います。
まずはホームインスペクション(住宅診断)というものがどういう仕事でどんな価値があるかを理解することが大切です。その上で判断するのがよい方法だと思っています。
今後もTwitterやオンラインセミナーを開催してホームインスペクションの仕事を知ってもらう活動をしていきたいと思いますのでよろしくおねがいします!